◆ジグソー攻略ガイド 株式会社 テンヨー  山田 昭 
輝子

<絵柄について>
ジグソーパズルを楽しむために最初にすることはどんな絵柄を選ぶかです。ほとんどのディズニーキャラクターの絵柄のように、最初からジグソーパズル用に作られ、細かい部分まで描き込みがなされている絵柄は、1000ピースの場合、私たちで5〜6時間で完成します。初心者の方でも、1000ピース以下であれば最後まで楽しく組めるでしょう。一方、モノトーンの絵柄のような色による手かがりの少ないものですと、私たちで50時間以上かかるものもあります。難しい絵柄の場合、時間を十分に取ることが必要です。
1000ピース ルピナスの丘 
今回遊び方をご紹介するために選んだ左の写真のようなジグソーパズルは、その中間、ちょっと難しい絵柄といえるでしょう。一見やさしそうですが、空の中心部分となる約80ピース、お花畑にあたる約500ピースが手強そうです。もっとも、お花畑は、遠景と近景で花の大きさが違いますから、かなりの手がかりにはなります。私たちで9時間はかかります。(絵柄の難易度を検証するために、いつもデジタル・ストップウォッチを横に置いて測定していますが、押し忘れたり、消し忘れたりする事もしばしばで、なかなか正確には測れません。)

<用意すると便利な道具>
パズルを組むときに、下に敷くボードがあると便利です。私は、ポスターなどが貼れる市販の発泡スチロール板をカットして利用しています。パズルのサイズに合わせて何種類か用意しており、写真は、 500、1000、2000ピース用のものです。パズルのサイズよりひと回り大きくカットしているので、組んでいるときに端からピースが落ちることがありません。軽いので、移動の際も大変便利です。

さらに、何枚かの発泡スチロール板をカットして、写真の様に色々なサイズのパネルを複数枚用意しています。これらは、まだ組んでいないピースを分類して並べるのに大変便利です。横に長いパネルがあるのは、目を上下に動かすより左右に動かす方が楽だからです。ピースを左右に長く広げて整理する事をお勧めします。

<ジグソーパズルを楽しむ場所>
ジグソーパズルを楽しむには明るい場所を選んでください。自然光が入る所であれば光が背中から射す場所、夜、楽しむのでしたら、天井の明かりの中心があなたの頭の少し前に来る場所を選んでください。光の反射が目にはいると、ピースを選ぶ時、目が疲れやすくなります。

<まずはピースの分類から>
それではジグソーパズルを始めましょう。組み方のテクニックをお伝えするために、ちょっと難しい絵柄を選んでみました。

ラベンダーの香り 
ジグソーテラピーシリーズ1000ピース
“ルピナスの丘”

最初にすべてのピースを枠、空、花、緑、境界線に大別します。
直線の端がある
枠となるピース
花のピース
緑のピース いくつかの色が
混じりあった
境界線のピース

ピースの分類が終わったら、普通は枠の部分から組み始めますが、組みやすい部分から始めてもかまいません。少しでも早く絵柄が見えてくると、完成への目標ができて、より楽しくなってきます。ここでは、いちばんピース数の少ない部分から組み始めることにしましょう。緑と空の境界線、緑と花の境界線など、はっきり分かる部分から組み始め、緑の部分を完成させます。

次にピース数の少ないのは空の部分です。色の変化が少ないので、より多くの情報を得るために、枠となる部分を組んでしまい、そのあと空全体を完成させます。雲の白い部分を手かがりにしますが、手こずったら、このあとの変形ピースの分類をお勧めします。

<ピースの形からの情報>
さて花の組み上げに入りますが、ピースの数がかなりあるので、さらにピースの分類を行います。ピースはその形によって、下記の種類に分類できます。花のピースの合計は600ピース近いと思われますので、まず基本ピース、変形ピースに分け、さらに変形ピースを写真のように分類します。
基本ピース
変形ピース
A.
B.
C.

D.
E.
F.
凸が四つある
凸が三つある
凸が隣接した
二辺に二つある
凸が一つ
凸がない
凹凸のない辺がある

変形ピースが入る場所がみつかると、必ずその周辺に変形ピースが一つ以上入ります。そして凹または凸が二つ以上続いていれば、そのどちらかに必ず変形ピースが入ります。例をあげて説明しましよう。下の写真1では、凹が連続しており、いずれかに必ず変形ピースが入ることになります。変形ピースの中から、まん中の凹に入るピースをみつけました(写真2)。それを入れたのが写真3ですが、左側にもう一つの変形ピースが入ることが分かります。このように変形ピースは多くの推理の手がかりとなるため、全体のピースの中で変形ピースが多くなればなるほど、パズルを組むことがやさしくなります、そこで当社のピースデザイナーは、もっとも適切な難易度として、1000ピースの場合てで約30%と決めています。

ジグソーパズルはカードゲームの“神経衰弱”
同じ数の2枚のカードを当てる“神経衰弱”と同じように、ピースを整理して行くと、覚えようとしなくとも自然に特色のあるピースの形が頭に入って来ます、整理したピースが減ってきたら、整理をくり返します。同じように見える基本ピースの場合でも、左右の辺の長さの違いや、凹凸のついている位置の違いなども、形から得られる情報のひとつです。

<絵柄からの情報>
ジグソーパズルの組み方には、ピースの形から進める推理と絵柄から進める推理との2通りがあります。下の写真を見ると、絵柄によって、遠い花のピース、近い花のピース、そしてピースの縦横の向きまで判断する事ができます。
遠い花のピース
近い花のピース

私はピースの形から進める推理が得意ですが、妻の輝子は絵柄から進める推理が得意というように、個人差もあるようです。組んでいる部分の絵柄によっても、その両者を使い分けるとよいでしょう。以上、ジグソーパズルのテクニックを説明しましたが、その遊び方は全く自由です、速くやる必要もありません。むしろゆっくり楽しんでください。





<完成したパズルを二度楽しむ>
組み上げる楽しみを十分に味わった後、もう一度楽しめるのがジグソーパズルの特色です。

*フレームに入れてお部屋に飾る
この場合、糊で固めずにパネルに入れるようにします。当社のジグソーパズルであれば糊を使わなくても崩れません。そして、半年後や一年後に新しく組んだ絵柄と交換します。古いパズルはバラバラにして箱に戻し、お友達に差し上げてください。実際、長い歴史のあるヨーロッパでは、ジグソーパズルを隣人同士で借りたり貸したりして、楽しまれてきました。

*高年齢社会を迎えて
ジグソーパズルは私たちの様な高年齢者にとって頭を刺激し、推理力、記憶力の訓練に大変役立っております。体を使わずゆっくり楽しめる遊びですから、300〜500ピースでしたら、遊び終わったパズルを、おじいちゃん、おばあちゃんに差し上げてください。終わったと思ったジグソーパズルがもう一度よみがえります。