ふしぎな新聞紙
¥525(税込)
    

新聞紙というごく普通のものを使っているので、自然に見え、効果のあるマジックです。新聞紙の両面をあらため、8つ折りにしてその中に水を注ぎます。新聞紙を開くと水は消えています。どこを開いても一滴の水もありません。また、たたんでおまじないをかけると、さきほどと同じだけの水が現れます。その日の新聞を使えるようになっています。

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セッティングの楽しみ

20世紀初頭の卓越したマジシャン、マックス・マリニーは奇蹟を起こすためには、いかなる手段も問わず、周到な準備をすることによって、後世の語り草となるマジックをたくさん演じました。これはそんな伝説のひとつです。あるとき彼は、流行の仕立屋に有名な国会議員の名札のついた夜会服がさがっているのを見て、その服の裏地にトランプを1枚縫いこんでくれと交渉しました。おそらく、なにがしかのチップが支払われたことでしょう。そして、国会議員がその夜会服を着てパーティーに現われるまで、何カ月も待ち続けたのです。そしてまわりの人がマリニーにマジックを見せてくれるように頼むのを待って、マリニーはトランプをとり出し、あらかじめ服の中に縫いつけてあるのと同じトランプをフォース(強制的にとらせること)してもとに戻させたあと、その国会議員の服の中からトランプをとり出したというわけです。多くの人にとってはマリニーほどの執念も時間もないとはいえ、ちょっとした努力でそれに近い効果をあげることができます。 「ふしぎな新聞紙」は宴会などで演じるにはもってこいのマジックですが、これを手にもって前に出たのでは、仕掛けがあるように思われるかも知れません。そこであなたはあらかじめお店の人にタネの新聞紙を渡しておき、あとで頼んだときにそれをもってきてもらうようにしておくのです。出番がきたら、お店の人に「すみません、ちょっと新聞紙を1枚貸してもらえますか」といって始めれば、同じマジックでも効果抜群です。あるいは、あらかじめ新聞ラックに入れておくというだけでもいいですね。マジックの楽しみは、こんなセッティングを工夫することにもあるのです。