瓶の口に5円玉をのせ、その周りを紙筒でおおい、上から金属のボールを落とすと、ボールは5円玉を通り抜けて、瓶の中に入ってしまうという即席マジックがあります。「イリュージョンボックス」は、それとは異なる原理にもとづいていますが、トリックを考案するときの頭の中のイメージでは、この瓶のトリックに強い影響を受けています。

50円玉の貫通
谷 英樹
もともとの現象を知っている人に見せるようにします。透明の箱の上に50円玉が乗っています。その上に赤いボールを乗せます。筒をかぶせて、おまじないをかけ、筒をどけると、ボールはフタの上にのったままですが、なんと50円玉が容器の中に貫通しています。
フタをかぶせる前のボックスを置き、ふちに乗るようにバランスをとって50円玉を置きます。ボックスの寸法がぎりぎり50円玉が乗るようにできています。この50円玉にそっと透明のフタを乗せます。フタの上のへこみにボールを乗せておきます。こうするとまるで箱の上にコインが乗っていて、その穴の上にボールが置いてあるように見えます。
上のようにセットしたものと筒を相手に見せます。筒をかぶせながら、少し衝撃を与え、50円玉を箱に落とします。筒をとりながら、「このようにすると、ボールは50円玉とフタを通り抜けるはずですが、なぜかボールはそのままで、50円玉がフタを通り抜けてしまいました」といいます。
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