透明な箱に輪ゴムをかけ、その上にボールを置いてハンカチをかぶせます。するとボールがゆっくりと箱に潜り込みはじめ、最後はコトンという音とともに完全に箱の中に入ってしまいます。すべての道具を相手に渡して調べさせてもその仕掛けはわかりません。美しい道具を使った小さなトリックです。このマジックに使われている新しい原理を知ることはマジシャンにとっても大変価値があるでしょう。
考案:菅原 茂
1978年に出版された第10回石田天海賞受賞記念「菅原茂作品集」の中に出ている「ブロックイリュージョン」という作品を商品化したものです。当時アメリカのマジックショップで売られていた、箱の中のブロックの色を当てるという道具をさわっているうちに、同じ道具を使ってブロックの貫通現象に置き換えることを思いついて完成したものです。箱を透明にして、ブロックを光沢のあるボールにすることで、より魅力ある現象になりました。