開発者の深野敦は、大のコインマジック好きです。日本で始めて500円玉が登場したとき、とにかくそれを使った新製品を開発しようと考え、1990年に「マネードリップ」を作りましたが、これは同じテーマによる第二弾となります。このマジックは、テンヨーのクリエーターがいつも目指している多くの要素を満たしているという点で、誰もが納得する傑作です。そして実際にベストセラーになりました。すなわち、その要素とは、1.日用品を使って、2.ポケットに入れて持ち運べ、3.何も加えず、何も取らない、4.誰でもかんたんにでき、5.それでいてマジシャンをも不思議がらせる現象、ということです。

融解! マーク・セテデュカティ (アメリカ)
サイキックパワーのような演出です。最後に鍵を抜きとるとき、一気に抜くのではなく、コインが正しくセットされた時点で、鍵の先端がケースの穴の中に残っているようにします。その状態でケースを水平にして、鍵が下にぶらさがるようにします。「まだ鍵の先がコインに半分ささっています」といって、ケースの上から中央の穴をのぞかせると、コインが見えます。実際には、鍵はケースの穴によって支えられています。「鍵が少しずつ抜け出てきす」といって、チェーンを引き、鍵をゆっくり引き出し、いかにもコインからはずれる感じでポトンと落とします。ただちにケースからコインを引き出して見せます。
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