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ブルークリスタル
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このマジックが生まれるまでには、3年以上の長い年月がかかりました。ルーバー・フィドラーが、この素材を手にしたとき、最初に考案したのは「インビジブル・ゾーン2」というもので、半透明のシートが、ある空間の中に入っていくと、目に見えなくなってしまうというものです。この素材の特徴は、本来の場所ではないところに存在するかのように見えるということですから、そんな消失現象を作りだすこともできるのです。しかし、その道具立てはすべて特殊なものばかりで、あまりに科学実験のような演出だったため、すぐに商品化にはいたりませんでした。そこでルーバーが考えたことは、そのような道具を使いつつも、何か日用品を加え、少しでも実験装置のイメージをなくすことでした。最終的に現在のブルークリスタルの形ができあがり、当初はニセのクレジットカードを貫通させるというものでしたが、いかにも仕掛けのありそうなクレジットカードになってしまうため、フレーム入りのトランプと本物のコインを使うようにアレンジしました。その後、テーブルの上で装置が自動的に移動するという機構を菅原茂が考案し、完成にいたりました。 発売後、多くのマジシャンがこの道具の色々な使い方を思いつき、テンヨーにアイデアをお寄せいただきました。マジックのクリエーターとして世界的に知られる沢浩さんも強くこのマジックに引かれ、同じ道具を使いながら、まったく異なる効果のバリエーションを数多く考案しました。テンヨーではそれらのアイデアをまとめた「ブルークリスタル・ブック」を出版しました。
沈みこませる物体について、多くの方が色々なものでチャレンジしました。とりわけ幻想的な効果を生み出す2つのアイデアをご紹介しましょう。 水滴が沈む! 富岡四郎 左手にケースを持ちます。透明部分の表面に、スポイトなどを使って水滴をほんの少したらします。右手でおまじないをかけるジェスチャーをしながら、左手の指でタネの操作をします。水滴が表面を通り抜け、ケースの中に沈み込んでしまうように見えます。そのあと、また表面に戻します。 文字が沈む! 中村公彦 透明部分の表面に、ホワイトボードマーカーや口紅でX印などのマークを書きます。左手にケースを持ち、右手でおまじないをかけるジェスチャーをしながら、左手の指でタネの操作をします。文字だけが表面を通り抜け、ケースの中に沈み込んでしまうように見えます。そのあと、また表面に戻します。マークはあとが残らないよう、ティッシュなどでよくふきとります。 |
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