さっかく定規
¥1,000(税抜)
  

とても奇妙な、錯視(目の錯覚)を利用したマジックです。錯視について話しながら、2枚のネコの描かれたプレートを見せます。相手にはプレートの長さが伸びたり縮んだりしたように見えます。それを定規で計りますが、ほんとうに伸びたり縮んだりしていることが確認できます。

考案 : 鈴木 徹 (2001)

2001年「+1キャンペーン」のスペシャルマジック。同じ長さのものが、配置によって違う長さに見えるという錯視の原理があり、それを利用した「2本の虹」のマジックがあります。クリエーターの考えることは、では違う長さのものを使ったら、配置によって同じ長さに見えるのではないか、という逆の発想です。そんなテーマをふくらませてできた「さっかく定規」は、ミスター・マリックがテレビで演じたほどのインパクトのある現象になりました。

もうひとつ、海外でのエピソードです。アメリカのマーチン・ガードナーさんはマジックやパズル、そして科学雑誌「サイエンス」のライターとして一世を風靡した、その世界のカリスマ的存在です。そして数年に1回、ガードナーさんのファンが集まってパズル談義に花を咲かせる「ギャザリング・フォー・ガードナー」には、世界各国からマジシャンやパズル愛好家たちがやってきます。そこに参加するためには、必ず参加者の人数分だけおみやげを用意する必要があり、その結果、参加した人は参加者の数だけおみやげをもらって帰ることになります。ニューヨークのマジシャン、マーク・ミトンさんは、「さっかく定規」をおみやげに使いたいということで、テンヨーに依頼してきました。ミトンさんは、その会合に集まる人たちにあげるのに最高のプレゼントだと思ったわけです。そして、ご自身で英語の説明書を作って配り、大いに喜んでいいだけたということです。