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ダグ・エドワーズさんが考案したこのマジックは、ニューヨークのルイス・タネン社から売りに出されました。その解説書には、1979年にテンヨーが発売した「ミステリーゾーン」の仕掛けが元になっていることが書かれていました。その後、ボールペンでお札を突き刺すマジックはジョン・コーネリアスさんの方法が有名になりましたが、テンヨーは、よりシンプルな構造のダグ・エドワーズの手法に引かれていました。
「ミステリーゾーン」は加藤英夫の考案ですが、本人はかなり早い時点から、その道具を使ってたんに穴を移動させるだけでなく、ボードにペンを貫通させるということも行っていました。ボードをお札に置き換えれば、サイキックペンが誕生したわけですが、「むずかしいテクニックを使わず、道具を使って」というテンヨーの商品開発の方向性によって、その現象に発展しませんでした。
その後、テレビでクロースアップ・マジックが多く放映されるようになると、日用品だけを使っているかのように見せられるマジックというのは、たとえ多少のテクニックが必要とされても、とても魅力的なものになってきました。
そして、もともとテンヨーの「ミステリーゾーン」から始まったこのマジックは、テンヨーがダグ・エドワーズにコラボレーションの話を持ちかけ、ふたたびテンヨーの製品として出されることになりました。そして開発部の菅原茂は、オリジナルにあったギミックの処理を、ペンに内蔵するように工夫を加え、より演じやすいマジックとしたのです。
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