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普通のサイズの半分の大きさのトランプ一組がテーブルの上に広げられており、それをとり上げて広げ直すと普通のサイズのトランプに変わってしまうという現象は、ジョン・ハーマンという人が考案した「ミクロ・マクロ」という作品です。
「デミニッシングリターンズ」は同じ原理を使いながら、1枚のカードを相手に選ばせ、どのカードが選ばれても、1組がそのカードより小さくなったり、反対に、そのカードだけが1組より小さくなったりするという画期的な現象に変わってしまいました。ジョン・ハーマンからすると、どうしてそこまで考えなかったのだろうと思うアイデアかも知れません。
そのようにマジックは、それまでのアイデアをさまざまな形で利用し、次々と発展していきます。最初の原理を発見した人は、ある意味、いちばん貢献度が高いともいえるのですが、実際に人に見せるマジックとしての価値を高めるのは、その発展形を作った人だったりするところが、科学分野の発明とも似ています。
なお、考案者のマイク・パワーズさんは、ハリウッドのマジックキャッスルでも活躍しており、もちろん「デミニッシングリターンズ」を演じていました。
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