マジカルバニー 
   

3つのカップとウサギの人形をよく調べてもらいます。あなたが後ろを向いている間にウサギを好きな色のカップで隠してもらいます。カップにふれたり、近づいたりすることなく、あなたは振り返るとすぐにウサギがどこに隠されているかをズバリと当てることができます。すべての道具を相手に渡して調べさせられるのでたいへん不思議です。

考案:下村知行(1999)

古くからあるマジックに改良を加えて発展させるという典型的な例です。このマジックのもととなっているのは、3つのコップのいずれかにボタンなどを隠してもらい、その場所を当てるというものですが、ほとんどのマジシャンがそのタネを知りながら、まず演じることのないものでした。その理由はいろいろあると思いますが、考えられるひとつの理由は、タネがバレるかも知れないというリスクと、その効果とのバランスがとれていないことです。「マジカルバニー」は、同じ効果をより魅力的な道具に置き換え、しかも相手に道具を渡してもタネがわからないという、ほんのわずかの改良(実際に演じる立場では、大変な改良)を加えることによって完成したものです。