フラッシュフレーム 
  

フレームの中に入れたトランプが消える、現れる、そして、すべり落した瞬間に別のカードに変化する。ひとつで3つの現象を連続して行う事ができる便利な道具です。とりわけカードの変化は、ビジュアルであざやか!1組のトランプと組み合わせて使う方法も解説されています。

考案 : 岸本道明(1993)

ここで使われている素材は、以前にもいろいろなトリックに使われてきましたが、それらはみな素材を直角に回転させて使うため、素材の特徴を知っている人にはタネを推理されやすいという点がありました。「フラッシュフレーム」は直線方向の動きで同じ結果を出すという、いままでにない使い方で、素材に気付いてもすぐには推理できない構造です。この場合、カードの大きさで考えていると成立しないものが、カードを半分に仕切ってみることによって成立するというところが、発想の面白さといってよいでしょう。

サインしたカードがフレームから  清水健二

少しテクニックを要しますが、マスターすれば、かなり本格的なマジックになります。カードマジックの用語とテクニックについては、「ラリー・ジェニングスのカードマジック入門」を参照してください。

2人の人にカードを抜かせてそれぞれ覚えてもらいます。このとき1人の人にはハートの8をフォースしますが、もう1人には完全に自由に選ばせ、表にサインをしてもらいます。2枚をデックの中に戻しますが、サインしたカードはトップに、ハートの8はトップから2枚目にコントロールします。フォールスカットをしてからダブルターンノーバーをして、ハートの8を見せます。1人目のカードが現れました。2枚のカードを裏向きにデックに戻し、本当のトップカード(サインのあるカード)をとり、テーブルに裏向きのまま置きます。残りのデックは脇にかたづけます。フラッシュフレームをとり出し、両面とも空であることを見せてから、表を手前に向けて持ちます。テーブルの上のカードを表を手前に向け、フレームの中に入れますが、同時にフレームの中のハートの8が現れるようにします。相手にフレームの表を見せ、ハートの8を見せてから、カードをすべり出させます。すると目の前で1人目のカードが2人目のカードに変化したように見えます。しかもそのカードには、相手のサインが確かに書かれているのです。