リングに紐を通します。紐の先には大きな玉がついていて、リングは通り抜けられません。玉とリングをさらに透明の箱に入れ、フタをします。ひと振りすると、目の前で瞬間的にリングが抜け出てきます。箱の中はだれも手を触れることのできない密室状態。しかも透明なので何のトリックもの余地もないように見えますが…?!
考案:菅原 茂(1995)
紐に通ったボールにリングを通した状態、そこから貫通現象のイメージを膨らませて作ったものです。そのままでは通り抜けないので、ケースの中に入れることを想定すると、ひとつの可能性が出てきました。その場合、ケースに入れることは製品を作る側からすると、仕掛けを用意するためですが、観客に対しては、手を触れることができないようにという説明になるわけです。最終的に、2つの原理を組み合わせて、この貫通現象が完成しました。
コインの連続出現 藤巻大輔リングエスケープの容器をコインを出現させる道具として使うことができます。空の容器に5円玉が現れ、つぎに続けて100円玉が現れます。これは5円玉をフタの仕掛けの方に、100円玉を底の仕掛けにセットして始めます。最初にフタを強く押して5円玉を現します。次にケースを振って100円玉をタネの部分から現します。コインが瞬間に現れたように見えます。