マジックラビット

1組のトランプから、2人の人に自由にカードを選んでもらい、元に戻してもらいます。そのあと箱の中から人形のウサギを取り出します。ウサギはまるで生きているかのように動きます。
トランプを片方の手で扇形に広げて持ち、もう一方の手でウサギを持つと、ウサギは1枚のカードを抜き出します。もちろん、それが相手の選んだカードです。続けて2枚目のカードも当ててしまいます。人形のウサギを生きているかのように動かすことにより、とても魅力的な演技となります。

考案 : 鈴木 徹(1994)

鈴木徹が、とにかく自分で演じたいネタということで考案し、当初は製品化を考えていなかったものです。個人用として人形デザイナーに制作を依頼して、思い切り可愛いウザキを作ってもらい、それを動かす手法とテクニックを磨き上げて完成しました。
当時ケビン・ジェームスが発表していた作品に「動く手」というマジックがあります。これは切断された人間の手をマジシャンがつかんでいるのですが、その切断された手が不気味に動き続けるというものです。意識的にせよ無意識にせよ、マジックラビットはその発想に影響を受けています。ただその表現の仕方が、不気味な人間の手から、とても可愛らしいウサギに変わることによって、まったく異なるマジックとして成立しています。