「魔術の恋」の演出
手錠、体にがんじがらめに巻かれた鎖、鍵のかかった箱、水がいっぱいに入った水槽、牢屋など、ありとあらゆるものから脱出するマジツクを得意とした20世紀最大のマジシャンといえば、ハリー・フーディニです。彼の伝記をもとに作られたアメリカ映画「魔術の恋」は1953年に封切られました。ここでご紹介するのは、若き日のフーディニに扮したトニー・カーティスが映画の中で演じた「ミルクジョッキ」の見せ方です。
紙をメガホン状に巻き、その中へジョッキからミルクを注いでいくところまでは普通の演じ方と同じです。次にジョッキの中に少し残ったミルクを別の透明のコップに注いでみせます。これでジョッキの中のミルクが本物であり、それを本当に紙の中に注ぎこんだことの証明になります。コップのミルクを飲んでみせてもよいでしょう。あとは、紙を広げてミルクが消えたことを見せるだけです。非常に効果的な見せ方です。「魔術の恋」は、この他にも多くのマジックのシーンがあります。ぜひレンタルビデオ店で探してみてください。 |