「ジュニアマジシャンビデオコンテスト(テンヨー主催)」は全国の17才までのマジックファンがビデオで参加できるコンテストで、2011年で第10回目を迎えました。今回も全国からたくさんの応募があり、審査の結果、グランプリと各賞が以下のように決定しました。

グランプリ
賞金:10万円/副賞:手品百科事典ターベルコース・イン・マジック全8巻

渋谷 駿さん(13才:新潟県)

優秀賞
賞金:2万円/副賞:2012年テンヨー新製品セット

野町 隆文さん(11才:長野県)

入賞 3名

迫田 元気さん
(9才:愛知県)
宮野 健司さん
(15才:東京都)
大池 慎哉さん
(17才:岡山県)

奨励賞 3名

北村 大地さん
(11才:愛知県)
村井 俊輔さん
(14才:石川県)
寺嶋 悠吏さん
(14才:大阪府)
桐木平 哲さん
(16才:鹿児島県)

総評

ジュニアマジシャンを応援をするため、テンヨーがこのコンテストをスタートしてから10年が経ちました。

このコンテストに参加してくれたジュニアの何人もが、大人になってもマジックの活動を続けており、周囲の人を楽しませているということをお聞きしています。また中にはプロデビューした方もいらっしゃいます。このコンテストが少しでも次世代のマジシャンの目標や励みになっていればと感じています。

世界に目を向けてみると、最近とくに若いマジシャンの活躍が著しく、マジック大会でのコンテストの上位を独占しています。テンヨーでは、今後もこのコンテストを通じて日本の若いマジシャンを応援していきたいと考えています。

今回も42組もの応募がありました。ありがとうございました。そして、審査の結果、13才と、11才のマジシャンがグランプリと優秀賞を受賞しました。その才能はまさに目を見張るものがあります。

グランプリの渋谷 駿さん(新潟県:13才)は、マイケル・ジャクソンの曲を使いマイケルのダンスの動きにマジックを融合させたスライハンドマジックでした。帽子とケーンを持って決めたスタイルはとてもクール。四つ玉やCDのマニピュレーションの合間にジャグリングやムーンウォークを効果的に挟み込みエンターテイメント性の高い演技です。そのダンスはプロダンサーを彷彿とさせるほどの切れのよいもので、その動きの合間に手からシルクが現れたり、ボールが現れたり消えたりする様子はとても心地よく、見とれてしまいます。今後ますますの活躍が期待される新世代マジシャンが登場したといえるでしょう。

優秀賞の野町 隆文さん(長野県:11才)はこぼれんばかりの笑顔と豊かな表情が特長です。その上、テクニックも基本がしっかりとしています。最初ステッキが出現、いつの間にか2本に増えています。そのあと手から1枚ずつカードがあふれて出てきます。最後は大きなスカーフから、カードが吹き出し、何枚ものシルクが出現してマントに変わります。ステージを前後左右に動いて広く使う動きなど、小学生とは思えない素晴らしい演技でした。

なお、グランプリの渋谷さんと優秀賞の野町さんは、2011年9月に行われたテンヨー主催のマジックショー「マジックテイメント」に出演し、その演技を披露、客席からは大きな拍手がわき起こりました。

入賞は3名。迫田 元気さん(愛知県:9才)は、大きなステージで演じている映像を送ってくれました。以前にも奨励賞に入選していますが、年々タイミングや見せ方が上手になって、的確な間で品物を示したり、現象をはっきり見せる演技が身に付いています。カラーチェンジングディスクやロープやシルクのマジックを楽しげな表情で演じてくれました。

宮野 健司さん(東京都:15才)は、スーツなどのフォーマルな服でマジックを演じる人が多い中、年齢にあったカジュアルなスタイルで登場。ペットボトルが消えて、ストローがステッキになったり、ステッキの頭が紙吹雪になって消えてしまったり、着ているTシャツの色が瞬間に変わったりと独自のマジックを演じました。スタイルや見せ方に自分の工夫が凝らされており、マジックでは、人と違った自分らしい見せ方が大事であることを思い出させてくれました。

大池 慎哉さん(岡山県:17才)は、地元のテレビに出演したときの演技を送ってくれました。今回唯一のクロースアップマジックでの入賞です。

小さなモニタをテーブルに置き、時間をさかのぼるイメージ映像を映しながら昔のことを語り、コインのマジックなどを行いました。ストーリーのついたクロースアップという独特な世界を雰囲気たっぷりに演じました。

奨励賞の北村 大地さん(愛知県:11才)。ロープとリングのマジック、そしてチャイナリングを演じました。落ち着いていて、しっかり現象をよく見せている点と楽しそうに演じる笑顔が評価されました。

村井 俊輔さん(石川県:14才)は、和服姿で、和傘を現したり、扇子を使った華やかな和風マジックを演じました。曲はロック調のものを使い、新しい感覚の表現にチャレンジしている姿勢も評価されました。

寺嶋 悠吏さん(大阪府:14才)は、ウォンドやシンブルを使ったスライハンドマジックを演じました。その卓越したテクニックで、ハンカチの中から突然ボトルが出現する場面では、審査中に、「おおっ!」と思わず声があがるほどでした。

桐木平 哲さん(鹿児島県:16才)は四つ玉とシンブルの基本をしっかりと身に付けて、高度な手順に挑戦してくれました。よく訓練されたなめらかな指先の動きが魅力的でした。

エンターテイメントは、人を喜ばせ元気づけます。今後も多くのジュニアマジシャンが全国各地で楽しい演技を披露し、多くの人を楽しませてくださることを期待しています。またその様子をビデオコンテストに応募いただけることを楽しみにしています。


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