魔法のフレーム/ピノキオ
  

イラストが目の前で変わるユーモラスで不思議なマジックです。ウソをつくと鼻がのびるピノキオの話をしながら、フレームの中の絵を見せます。すると、鼻がどんどんのびていきます。相手は紙があやしいと思いますが、フレームから取り出して渡すと、ふつうに印刷された紙なのでびっくり!!

考案:増田智明(ビリー)(2008)

©DISNEY
Flash ビデオファイル(約5.8MB)

開発ストーリー

多くのマジックは何らかの原理を利用して不思議な現象を起こします。マジシャンにとって、同じ原理を使って、似た現象のマジックを見せられた場合、多くはその仕掛けが想像できます。現象から類推して、あの原理を使っているな、とわかるわけです。

しかし、同じ原理を使っても、利用法を変えられた場合は違ってきます。例えば、錯覚によって物が見えなくできる原理があったとします。それを使って物を消すマジックを行えば、マジシャンはその原理を知っていますから、形や表現が違っても、あれを使ったなと推理することができます。しかし、同じ原理を物を消すマジックに使うのでなく、例えば、物が移動するとか、変化させるための装置があったとして、その装置を見えなくすることに使うようににすれば、間接的な使用のため、それを推理することはちょっと難しくなります。そのような巧妙さは、もちろんマジックを知らない人に対しても有効です。魔法のフレームは、知られた原理と、それとはまったくかけ離れた現象、という組合せによって、ユニークな製品となりました。

ピノキオのカード当て 増田智明(ビリー)

魔法のフレーム」の考案者であるテンヨーディーラー・増田智明(ビリー)が演じている「マジックトランプ」と組み合わせて使う方法です。

演技

マジックトランプから4枚のエースを抜き出して使います。4枚のエースを裏向きにして混ぜ、その中から1枚のエースを抜かせ表を見て覚えてもらいます。そしてまた4 枚をいっしょにして混ぜます。このとき裏から表がわかる仕掛けを使って相手の選んだエースを覚えておきます。4枚のエースは裏向きにしてテーブルの左側に置いておきます。「魔法のフレーム」をピノキオの鼻を縮めた状態で取り出します。右手でフレームの角を持って相手の方に向けます。「これはピノキオです。この絵はウソ発見器として使えるんですよ」といいます。「これから1枚ずつカードを見せていきますので、必ず「いいえ」といってください」と説明します。 エースの1 枚を取り上げ、ピノキオの鼻のあたりがそのカードで隠れるような位置に持ち「これはあなたの覚えたカードですか?」と聞きます。これを1 枚ずつ繰り返していきますが、相手が覚えたエースのときには、秘密の方法でピノキオの鼻を伸ばします。

そして「もしかしていまウソをつきませんでした?」といってピノキオの鼻が伸びていることを見せます。相手がウソをついたのでピノキオの鼻が伸びてしまったというわけです。

もちろんその後、フレームから絵を取り出して相手に見せることができます。